新しいPCへ引っ越しソフトでデータ移行後パソコンに不具合が出た

 

パソコンを買い換えると、引っ越しソフトを使用される方も多いのですが、昨日の日記でも書いたように、引っ越しソフトを使用したがための不具合の修理依頼も少なくありません。

 

お気に入りや、Officeで作成した文書、写真や音楽といった保存データを引っ越しソフトで移動する分には問題ないのですが、問題がインストールされているソフトも引っ越しできるタイプのソフトです。

 

古いパソコンに入れていたソフトなどの環境もまるごと移動できるので、楽なのは楽なのですが、問題は古いパソコン側に問題がある場合です。

 

例えばメールソフトに不具合があるにも関わらず、そのままメールソフトごと引っ越しをしてしまうと、アカウント設定が間違っていないにも関わらずメールの送受信ができなくなったり、Officeのかなり古いバージョンをWindows10へ引っ越ししたためにOfficeが使えなくなり、新しいOfficeをインストールしようとしてもエラーが発生したり、引っ越しソフトで寄せられる相談内容は、古いパソコン側の問題であることがほとんどです。

 

特に問題が発生する可能性が高くなるのが、XPやVistaからの引っ越しです。流石にパソコン自体の使用年数も経過しているので、目には見えなくても内部プログラムに不具合が発生している場合があり、それに気づかず環境ごと引っ越しをしてしまい、パソコンがまともに動かなくなる危険性が高いです。

 

もし、引っ越しソフトで不具合が発生した場合・・・正直、直すのは困難です。というのも、古いパソコンのどんな不具合を引越ししてきたのかがまるで分からないので手のうちようがなく、リカバリーするしか手がない状況になることがあります。

 

とは言いましても、引っ越しソフトで普通に環境を移行できる方が多いので、オススメしないわけではないのですが、安易に丸ごと環境を移行するととんでもないことになる危険性があります。

 

なお、そういった問題があるので、パソコンかけこみ寺では引っ越しソフトを使用したデータ移行を代理でおこなうといったご依頼はお受けすることができませんので、ご容赦ください。